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浄勝寺蔵『黄檗版一切経』の調査を始めました。(2019.5.4~5.5)

 
 本年度より、越前町教育委員会では浄勝寺蔵『黄檗版一切経』の調査を行います。

 浄勝寺蔵『黄檗版一切経』は、浄勝寺第13世住職である上野順藝(丹山)が『高麗版大蔵経』と対校したもので、1,521冊が昭和59年(1984)に福井県指定文化財となりました。詳細については、本ホームページの「上野丹山」の項目をご覧ください。

 これまで、幾度かにわたって『黄檗版一切経』の調査が行われていますが、その内容が公表されることはなく、どのような経典群によって構成されるかも明らかとなっていないなど、学術的な位置づけを図るにはデータが不足しているのが現状です。

 また、経典個々の状態も把握されておらず、文化財保護の観点からも現状確認を行う必要がありました。

 そこで、越前町教育委員会では、佛教大学仏教学部教授の松永知海先生をはじめとする仏教書誌学・大蔵経・漢籍学を専門とする有識者の方々に指導を仰ぎ、本年度より本格的な調査を開始しました。

 第1回目の調査を、GW期間中の5月4日(土)~5日(日)に行いました、調査では、『黄檗版一切経』および一切経蔵に収蔵される典籍群について、簡単な清掃を行ったうえで、番号を付与する作業を進めました。

 今後も調査を継続し、将来的に調査成果を報告書として刊行する予定です。

調査の様子