（税の質問箱）国民健康保険税について教えてください。
質問
私は6月に会社を退職して現在アルバイトをしています。先日、国民健康保険の加入の手続きをしましたが、国民健康保険税は何月から納めることになるのでしょうか。
回答
国民健康保険税の加入月は、国民健康保険に加入する資格を得た月から加入することになり、6月分から納めることになります。またその後、社会保険などに加入した月の前月分まで納めることになります。
質問
私はサラリーマンで会社の健康保険（社会保険）に加入していますが、両親は国民健康保険に加入しています。今回、世帯主である私あてに国民健康保険税の納税通知書が送られてきましたがなぜでしょうか。
回答
国民健康保険税は、原則として世帯主に対して課税されることになっています。このため、あなた本人は国民健康保険税の被保険者ではありませんが、同一世帯内の両親が、国民健康保険に加入しているので、納税通知書が送付されました。このような世帯を擬制世帯、世帯主を擬制世帯主といいます。
質問
国民健康保険税は何のために使われるのですか。
回答
国民健康保険とは加入者の皆さんが、いつでも安心して医療にかかれるように普段からお金を出し合って、お互いに支えあう制度です。国民健康保険税は、この制度を運営するために加入者の皆さんから納めていただく（注釈1）目的税で、加入者の医療費の支払い、介護保険納付金などに使われます。
（注釈1）目的税とは、最初から特定の経費にあてるために課せられる租税のことをいいます。
質問
以前住んでいた市町村とは税額が違うのは、なぜですか。
回答
国民健康保険は市町村ごとに運営していて、それぞれ独自に税率や計算方法を決めています。このため、まったく同じ条件でも市町村により税額は大きく異なります。
また、国民健康保険税は前年中の所得によって税額が決まるため、所得状況が異なると税額も大きく異なることになります。
質問
国民健康保険税の納税通知書が年間に2回届きましたが、なぜですか。
回答
年度当初の納税通知書は、7月中旬に送付します。ただし、年度途中で加入者の異動があったり、修正申告をしたりすると税額は変更されます。このため、納期が来る前の税額が変更になった場合は、その分の新しい納税通知書が届きます。
※用語解説のリンクは、辞書サイトの「Weblio」のページに移動します。
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