食品ロスをなくすために「おいしく残さず食べきろう」
食品ロス削減に向けて
まだ食べられるのに捨てられてしまっている「食品ロス」は、日本国内で年間643万トン(平成28年度農林水産省調べ)あり、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた年間食糧援助量380万トンの1.7倍に相当します。そのうち約半分の291万トンは家庭から排出されており、外食産業においても133万トンも排出されています。
食品ロスは主に、保存期限までに使い切れなかった食材や食べきれなかった料理を廃棄することで増え続けています。中には全くの手つかずのまま、食材や料理を捨ててしまっている場合があります。
食品ロスを削減するためには、私たちひとりひとりが「もったいない」と意識し、削減に向けた行動をしていかなければなりません。私たちができることから始めていきましょう。
家庭でできること
- 買い物に出かける前に、冷蔵庫の中を確認し、必要なものだけ購入しましょう。
- まとめ買いよりも、ばら売りや量り売りを活用しましょう。
- 週に1回は「冷蔵庫一掃デー」をつくり、消費期限が近い商品を使い切るように工夫しましょう。
- 自分が食べきれる量を自己分析しましょう。
- 家族の人数や予定などを考えて、食べきれる量をつくりましょう。
- いつも捨てていた部分や食べ残しは、別のレシピにアレンジするなどして使い切りましょう。
- 食材の保存方法を工夫しましょう。
消費期限と賞味期限の違い
- 消費期限・・・「食べても安全な期限」
消費期限が過ぎたものは食べるのを控えてください。期限が切れる前に使い切りましょう。 - 賞味期限・・・「おいしく食べることができる期限」
賞味期限は、過ぎてもすぐに食べられなくなるものではないので、捨てる前にまだ食べられないかを判断し、工夫して食べましょう。
外食時にできること
- 自身の食事の適正量を知り、食べきれる量を注文しましょう。
- 食べられない食材があるときは、お店に確認をして注文しましょう。
- 食べ残しが出た場合は、安全面や衛生面をお店の方に確認し、自己責任で持ち帰りましょう。
宴会時も「食べきり」
忘年会や新年会、歓送迎会などの宴会時は、歓談などに夢中になってしまい、食べ残しが多くなりがちです。
幹事さんや主催者の方は、全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会が紹介している「宴会5箇条」を積極的に実施してみましょう。
※全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会に越前町も加盟しています。
宴会5箇条
- 出席者の性別や年齢、嗜好、アレルギー等をお店に伝え、適量注文を心がけましょう。
- 宴会中に「食べ残しがないように!」「おいしく食べきろう!」の声かけをしましょう。
- 開始30分、終了10分は、席を立たずにしっかり食べきる時間を作りましょう(3010運動)。
- 料理がたくさん残っているテーブルから、少ないテーブルへ分け合いましょう。
- 食べ残しが出た場合は、お店の方に確認して、食中毒などのリスクを十分に理解した上で、自己責任で持ち帰りましょう。
3010運動とは
3010(さんまるいちまる)運動とは、「乾杯後の30分」は出来立ての料理をおいしく食べ、「お開き前の10分」ももう一度料理を楽しんで、食べきりを実践する運動です。
宴会時は自分の席を立つことが多くなりますが、最初の30分と最後の10分は席を立たずに料理を楽しんで、食べきりを実践しましょう。
関連リンク
- おいしいふくい食べきり運動(福井県)(新しいウィンドウで表示します)
- 全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会(新しいウィンドウで表示します)
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※用語解説のリンクは、辞書サイトの「Weblio」のページに移動します。
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電話番号:0778-34-8708
ファックス番号:0778-34-1235
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