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野生動物への餌付けはやめましょう

更新日:令和元年11月1日

ページID:P006222

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「餌付け」は様々な問題を引き起こします

近年、野生動物が住宅地等周辺に出没しており、人の生活圏にも生息域が広がりつつあります。
それに伴い、人が野生動物に対してえさを与える行為「餌付け」についての相談が多く寄せられています。
餌付けが繰り返されると、その野生動物は「人は食べ物をくれる」ということを学習・記憶し、人を恐れなくなります。
その結果、次のような問題が生じます。

野生動物への影響

  • 自分でえさをとることができなくなり、人からの餌付けに依存するようになる。
  • 自然界には存在しない調味料や添加物を食べることによって、病気や不調を起こす。
  • 特定の箇所に密集することにより、感染症が発生し拡大しやすくなる。
  • 餌付けされた動物の生息数が増えることにより、生態系のバランスが崩壊する。
  • 住宅地に近づくことにより、交通事故などによって命を落とす数が増える。
  • 有害鳥獣として駆除される。

生活環境への影響

  • 排泄物や体臭などによる悪臭被害がおきる。
  • 家屋や自家用車などの汚損や破損被害がおきる。
  • 鳴き声などによる騒音被害がおきる。
  • 畑や花壇などが荒らされる。
  • ごみステーションが荒らされる。
  • 野生動物との交通事故に遭いやすくなる。

人の健康への影響

  • 感染症が蔓延しやすくなる。
    乾燥した糞の飛沫や羽毛、蚊、ダニ、寄生虫などを媒介に、さまざまな感染症を発症する場合があります。
    特に免疫力の低い子供や高齢者に感染しやすく、その症状も重くなる傾向があります。
  • アレルギー疾患がおきやすくなる。
  • 咬傷被害などに遭いやすくなる。
    野生動物に咬まれたり引っ掻かれたりすると、傷口から細菌やウィルスが侵入し、破傷風や狂犬病などに感染する場合もあります。

野良猫への餌付けについて

野良猫又は飼い主がわからない猫に餌付けすることも、他の野生動物と同様の問題が生じます。
えさを与えるだけという無責任な接し方はしないでください。
また、猫の飼い主も完全室内飼養を心がけましょう。
詳しくはこちら: 「猫による問題をなくすために」

餌付け防止のお願い

人としての優しさから、野生動物を可愛い、助けたいという気持ちになることは大切なことです。
しかし、野生動物たちは厳しい自然の中で自分の力で自然のえさを獲得して生きており、今日の生態系が形成されています。
優しい気持ちがあればこそ、餌付けをするのではなく、自然のままそっと見守りましょう。

餌付け

関連リンク

※用語解説のリンクは、辞書サイトの「Weblio」のページに移動します。

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電話番号:0778-34-8708
ファックス番号:0778-34-1235

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